テントサウナは組立簡単！サウナの適切な温度・湿度について

人気のサウナで設定されている温度と湿度はどれくらい？

1951年に日本へサウナが持ち込まれたころから、サウナの温度・湿度はそれほど変わっていません。日本でお馴染みのドライサウナは、温度が80℃～100℃、湿度が10％前後です。

近年では、様々な種類のサウナが増えており、好みやその日の体調、効果効能に合わせて選べます。

サウナの温度とそれぞれの特徴

サウナには、理想とする温度・湿度がある一方で、効果効能や利用する人の体質に合わせた種類のサウナがあります。

例えば、ゆっくりサウナに入りたい、美肌効果を得たいという場合は、スチームサウナ（40～60℃）がおすすめです。スチームサウナとは、サウナ室に蒸気を充満させるサウナで、湿度が80～100％あります。

短時間でリフレッシュしたい、疲労回復効果を得たい場合は、ドライサウナ（80～100℃）がおすすめです。湿度は10％程度で、湿度が低いため発汗するまでには少し時間がかかることもありますが、思いっきり熱されて汗がかけるという爽快感から人気があります。

このように、サウナに入る目的や好みに合わせてサウナの種類や温度・湿度を選ぶとさらに快適に過ごせます。また、効果効能に合わせてサウナを利用することで、心身ともにととのうことが可能です。

温度と湿度はどのくらいがちょうどよいのか

サウナの温度・湿度のちょうどよい基準は日本と海外で異なり、2種類あります。

それぞれの基準についてご紹介します。

日本サウナ・スパ協会の基準

多くの人に好まれるサウナの温度・湿度として、床からの高さが1.5～1.7mで、乾球温度が90℃、湿球温度は50℃、絶対湿度55（g／kg）がちょうどよいとされています。

これらの数字を温度・湿度で表すと、温度は90℃で湿度が約14％です。テントサウナを使用する際には、この基準を参考にしてみてください。

海外の基準（200の法則）

温度（華氏°F）＋湿度（％）＝200という計算式を用いて、ちょうどよいサウナの温度・湿度を算出しています。

科学的な根拠は示されていませんが、この基準をもとにサウナの温度・湿度を決めるのも一つの方法です。

体感温度も大切

サウナを利用する人が快適に感じるのは、サウナ内の温度や湿度だけでなく、体感温度も重要です。体感温度は、55～60℃程度がちょうどよいといわれています。

テントサウナでの温度・湿度調節

テントサウナは組立が簡単ですが、そのあとの温度・湿度を設定するのが困難です。また、テントサウナでは温度を上げたいと考えていても限界があります。そのような場合は、体感温度を上げる工夫をしましょう。

体感温度と湿度は比例関係にあり、湿度が上がれば体感温度も上がります。そのため、ロウリュウが可能のストーブであれば、ロウリュウを行うのがおすすめです。

ロウリュウができない場合は、テントサウナ内に水が入ったボウル置くだけでも湿度が上がります。