テントサウナを薪ストーブで楽しみたい初心者の方必見！薪の基礎知識

薪ストーブの薪の選び方

木には「広葉樹」「針葉樹」という分類があり、広葉樹は重くて火がつきにくいものの、一度燃え出すと燃焼時間が長いのが特徴です。一方の針葉樹は、軽くて火はつきやすいですが、燃焼時間が短く持続性に欠けるデメリットがあります。

薪ストーブは、燃料である薪を絶やさず入れて燃やし続ける必要があり、火力を調整しなければなりません。そのため、燃料として適しているのは燃焼時間が長い特徴がある広葉樹です。

少量の薪で長時間温め続けられるのが魅力の広葉樹は、針葉樹と比べてススが残りにくいため、ストーブ本体のメンテナンスにかかる負担を軽減できます。

しかし広葉樹は火がつきにくいため、広葉樹のみで薪ストーブを使用すると、火がついても途中で消えたり、火力が安定するまで時間がかかったりすることがあります。これらを防ぐために、火の起こしはじめの初期段階では市販の着火剤を使い、針葉樹を用いることがおすすめです。ある程度火力が安定してから広葉樹の薪を投入すればスムーズに火が入り、効率よく火を起こせるでしょう。

乾燥具合の確認方法

薪が十分に乾燥しているかどうかも火を起こすための重要なポイントです。水分量が少ない薪を使えば、火を起こす時間を短縮できるだけでなく、少ない薪でサウナを快適に長く楽しめます。

水分が多い薪の場合は、広葉樹でも燃焼効率が悪くなり、サウナ室が温まるのに時間がかかります。また、燃焼時間が短い針葉樹でも、水分量が少なければ効率よく温かいサウナを作ることが可能です。

乾燥具合は、樹皮の剥がれやすさや薪同士をぶつけたときの音、薪の色などで確認できます。樹皮が剥がれやすく、薪同士をぶつけたときに乾いた音がし、色が茶色のものが乾燥した薪です。

薪の保管方法

薪を乾燥した状態で保つためには、適切に保管することが大切です。また、長期間薪を備蓄しておくスペースがない場合は、使用する直前に薪を用意してください。

一般的な保管方法は、コンクリートや石などの水が染み込まない地面に薪を積み重ね、その上に屋根を作り、雨が直接当たりにくい状態での保管です。このときにビニールシートで全面を覆ってしまうと水分によって薪が腐敗してしまう可能性があるため、最低でも1面以上は開けてください。

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